ロシア金融通貨危機

ロシア金融通貨危機

1998年5月以降にロシアで起こった金融混乱を指す。1997年のアジア通貨危機の影響と原油価格下落による国際収支の悪化が原因で、通貨ルーブルの下落と資金流出が発生した。これを受け、キリエンコ首相は8月17日、ルーブルの目標相場圏を拡大し、最大で32.9%の下落を容認したのに加え、民間の対外債務支払を90日間凍結する声明を発表した。しかし、こうした措置が不安心理を煽る結果になり、ルーブルはさらに下落した。

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