マサチューセッツアベニューモデル

マサチューセッツアベニューモデル

通貨政策に携わる国際経済学者のほとんどがコンセンサスとする国際収支調整の基本モデルがある。これは、1960年代にロバート・A・マンデルとJ・マルコス・フレミングが考案したモデル(マンデル=フレミング・モデル)に、インフレと為替変動に対する期待形成を組み入んだものである。このマンデル=フレミング・モデルの修正版は「マサチューセッツ・アベニュー」モデルと呼ばれる(クルーグマンによる命名)。その理由は、米国で現在このモデルを支持する主だった経済学者が、ケンブリッジのマサチューセッツ通りかワシントンのマサチューセソツ通り、あるいはその近隣で活躍していることによる。このモデルを採用している主要機関として、ケンプリッジにはハーバード大学、マサチューセッツ工科大学全米経済研究所がある。ワシントンのマサチューセッツ通りには、ブルッキングス研究所や国際経済研究所があり、この通りから数ブロック離れたところには、連邦準備制度理事会がある

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