国際収支説

国際収支説

イギリスの銀行家であり政治家でもあったゴッシェンが唱えた説で、為替レートは国際収支の動向によって決定されるとします。国際収支には、貿易収支、資本収支、貿易外収支などすべての為替需給が含まれていますので、この需給関係が為替レートを決定する本質的要因としています。為替需給の相場に与える影響を説明しているところは、現在でも十分評価されています。しかし、国際収支はそもそも市場の需給とはズレがあり、また収支の数字に誤差や遺漏項目が見られるなど理由により、この分析にはおのずと限界があるといえます


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