協調介入

協調介入

為替の動向に影響力をもつ先進各国の通貨当局が為替相場の行き過ぎを是正し、バランスのとれた水準に誘導することを目的に、協調して同時に為替市場に介入することです。為替市場において過剰に流通している通貨を購入し、不足している通貨を売りに出すことにより、為替相場の安定化を図ります。今までで最も有名な協調介入は、1985年のプラザ合意で決まった先進5カ国の協調介入です。行き過ぎたドル高を修正し、対外不均衡を為替相場面で是正するために各国がドル売りの協調介入に乗り出し、その後の円高・ドル安の基調をつくりました。協調介入は、数カ国で同時に為替市場に介入するため、金額の規模も効果も大きいといえます

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